2007年06月27日

関西大学交響楽団 第30回サマーコンサートにて

18:00すぎまで打合せをやっていましたが、話しを区切ってそれを打ち切って・・・だって休み時間も潰してやってましたしね・・・メールも適当に眺めただけでオフィスを飛び出してホールに直行。 出張が1日延期されて金曜日になったのも幸いでした。 平日の演奏会、けっこう大変なんです。

kansai-univ-oche_30th_summer.jpgそうやって駆けつけた関西大学交響楽団第30回サマーコンサート、いつもながら若々しさを感じた引き締まった演奏会でした。

冒頭のモーツァルト「魔笛」序曲は、今回初指揮となる副指揮者の平尾真江さんの振りが小気味良く、小さな縦振りが基本でキレの良いものでした。 きちっとしているのに堅苦しさは感じず、しっかりとモーツァルトの音楽になっていました。 演奏前と演奏後、初々しくこぼれるような笑顔も素敵でした。

続いて、正指揮者の松本裕太さんの指揮によるリストの「前奏曲」、こちらはちょっと半身に構えて素早く振り下ろす余裕の振りで引き締まった演奏。 テンポが遅くなる部分など、けっこう難しそうなのですが、しっかりと纏めた手腕は立派です。 学生らしいまっすぐな音楽を楽しみました。

そして休憩を挟んで客演指揮の横山俊充さんによるブラームス交響曲第4番。 横山俊充さんって初めて聴かせてもらいますが、かちっと引き締まったブラームスでしたね。 個人的にはもうちょっと秋色を感じさせて欲しかったけれど、オケの皆さんはよく頑張っていましたよ。 安定した演奏を展開。 何より低弦がよく締まっていましたし、ホルンやトロンボーンのいい音色でした。 フィナーレはそれらが見事に響きあって駆け抜けました。

このオケ、学生指揮が楽しみなのですが、今回も見事な指揮で楽しませてもらいました。
いつもながら熱気に満ちた会場での熱い演奏会でした。
posted by fronte360 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(1) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする