2007年01月15日
CD、出張、DVD捕獲
町田への日帰り出張でしたが
10時半にオフィスを出る前にNさんより重複CDをいただきました。
■PLATNUM ディーリアス 作品集 クリストファー・シーマン指揮ロイヤルフィル(2865)
英国のロイヤルフィルのCDの米国版のようですね。CD盤面とジャケット裏面の表記はユーリ・シモノフ指揮なんですが、インレートカードがクリストファー・シーマン。 シーマンのSACDを捕獲したとのことで重複をいただきました。
出張先、乗り換え駅でちょっと寄り道して本屋でウロウロしてたら廉価DVDに目がいって
あらら最近はクラシック音楽のもあるのね・・・
なんて見ていたら、おっ!、と思って捕獲
■コスミック出版 ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付」 ヨーゼフ・クリップス指揮ロンドン交響楽団(CCP-837:500円)
ドイツの風景に音楽を重ねたものなんですが、クリップス指揮ロンドン交響楽団の演奏なんですね。
このクリップスの演奏したCD、バッタもんでSONIAやFAT BOYなど、録音が途中から左右反転したり、SONIAでは第九の第3楽章が途切れていたり(明らかにLPレコードの盤面をひっくり返す時間の空白あり)、といい思い出がありません。
このDVDでは、と思って買いましたが・・・
左右反転こそありませんでしたけど、第4楽章のトラックが第3楽章途中より開始。 SONIAが原盤なのかもしれませんね。
でも左右反転ないし、演奏はいいし、そこそこ落着いて見ることができる風景の画像なんで、500円では良かったのかな・・・と。
バッタもんDVD、新たな境地を切り開いてしまいそうな予感。
2007年01月14日
ならチェンバーアンサンブル 第72回定期演奏会にて
「中欧と日本のセレナーデ」と題された今年初めての演奏会、大いに楽しみました。
指揮者の今村能さんの選曲によるものでしょうね、凝ってました。
まずはポーランドの作曲家カルヴォヴィチの「セレナーデ」作品2
マーラーの交響曲第2番と同じ時代の作品だそうですが、親しみやすく、ルロイ・アンダーソンのような軽やかさが素適でした。
続いて、日本のセレナーデとして柿沼唯さんが1999年に作曲した
「<桜に寄す>滝廉太郎のテーマによる尺八、ヴァイオリンと弦楽のためのセレナーデ」
日本で2番目の演奏、演奏会による演奏では初めてとのこと。
尺八の中村明一さんがホール後ろから登場し、最後は退場するというのにも驚きましたが、尺八という楽器の魅力にも大いに感銘を受けました。
アンコールの曲、虚無僧の「鶴の巣篭り」の解説で、管楽器なのに和音を出していたのに、楽器としての奥深さに目を見張りました。
そして最後は名曲ドヴォルジャークの「セレナーデ」作品22
気持ちのよく乗ったアンサンブルを存分に楽しませて頂きました。
中音弦の魅力、そしてコントラバスがしっかりと曲を支え、五十嵐さん率いる高音弦も濡れた響きで、ほんと素適な時間となりました。
いい曲、いい演奏で今年の幕開けが出来、幸せでした。
2007年01月13日
ドラランド/デ・デウム
この1週間なにかしら疲れました、特に忙しくもないのですが・・
気が緩んでいるのかもしれませんね。
朝も起きるのがやっとで・・・といっても5時半には起床してますけどね
今朝もなんとなくぐったりで、ブログの更新も滞り気味です。
でも1月も気が付けば中盤
とにかくブログのデザインだけは早朝に変更しました。 いかが?
さて、夕方というのに誰もいない家で一人
先週、引っ張り出してきた宗教音楽のレコードを楽しんでいます。
今日はドラランドのテ・デウム。
エラート・バロック宗教音楽名盤選の1枚ですが、
これも正確に言うならば、ヴェルサイユ楽派の音楽ですね。
太陽王ルイ14世に仕えた楽長ミシェル=リシャール・ドラランドは
今年が生誕350年、まったく話題になりませんよね・・・これからもきっと。
トランペットによるファンファーレによる明るい開始
この心地よいファンファーレ、TV番組の「芸能人格付けチェック」で流れているファンファーレに似てるような気がしますが・・・って誰も知らないですよね。
ま、宗教音楽って、どれをとっても同じような音楽ですものね。
無い無い・・と思ってようやく探し出した「深き淵より」
ドラランドの作曲を思って探していたのですが、これはカンプラの作曲でした。
ルイ15世の摂政オルレアン公フィリップの後盾を得たカンプラ、
LPレコードの解説を読んでいると、入試で勉強した世界史も役立ってきます。
ゆっくりとジャケットの解説を読みながら音楽を楽しむ・・・
アナログ・レコードの至福ですね。 ようやく新年の気分かな。
2007年01月11日
レーグナー、ワーグナー/ジークフリート牧歌
昨年のように忙しくはないはずなんですが・・・
週始めより仕事に追われてて、なんだか落ちつきません。
休み明けで、まだ仕事慣れしてないからでしょうか。
身体もなんとなくだるく、首の後ろが痛いのは凝ってるのかな、
そろそろ休みたい病が出てきても不思議ではないころですが、
風邪だけはひかないようにしましょう。
休むんだったら、元気でズル休み、に限ります。
通勤時の音楽はワーグナー/ジークフリート牧歌
ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送管弦楽団によるもので
1992年の徳間ドイツシャルプラッテン20周年記念の1,000円盤。
今は無き、阪急32番街の大月シンフォオニアで
セールス第1位として掲げられていたことも思い出します。
当時、ハインツ・レーグナーのことを宇野功芳さんが大推薦しておられ、
この盤もまた大絶賛。
とにかく美しい演奏ですねぇ。
気持ちがすっきりとします。
宇野さん、基本的に美しい演奏がお好きなんですよね。
いろいろと言われる方でもありますが、美しい演奏はやっぱりいいですね。
2007年01月08日
ヴァン・エルモン/モテット「燃える怒り」
別に怒ってませんが、ヴァン・エルモンの「燃える怒り」
昨日早朝にNHK-TVの名曲アルバムでマショーのノートルダム・ミサが流れてて、ああっいい曲だなぁ〜
と心洗われるような気持ちになり、それから以前集めていた宗教音楽のレコードをあれこれと引っ張り出して聴いています。
このヴァン・エルモン、カプリングされているド・クルーとともに18世紀のベルギー、ブリュッセルの作曲家ですね。
「エラート・バロック宗教音楽名盤選3」のシリーズの1枚ですが、正確に言うならばバロックじゃなく、ネーデルランド楽派とかフランドル楽派というのかもしれません。
それはともかく、ティムパニの陰鬱な打音で幕開けて、怒るのもわかるような開始なんですが、それに続く3重唱のアリアがまるでモーツァルトの時代のイタリア歌劇ように明るく力強く展開します。 気持ちいいんですね。
そしてこの陽気さと陰鬱さが交互に入り混じ、最後は力強い合唱で終わってハッピーエンドなのかな。
歌詞カードも付いてますが、年齢とともに読むのが億劫なんですね。
音楽を楽しめばそれで良し。
今日は今年初めての休日出勤。
昨年の大きな宿題をひとつ片付けて帰ってきました。
まだ小さい積み残しはいっぱいあるけれど、ようやくこれでちょっと年が明けたような気もしますね。 やっと音楽が楽しめます。
でもまた明日すぐ仕事なんだよなぁ〜
2007年01月07日
水越けいこ/Like You !
昨日は昨年の演奏会感想文を1本書いてから、奥さんのお付き合いで買い物の荷物持ち。 その後はまた演奏会感想文の残り1本を書いたら、1日が終わってしまいました。
昨日は音楽を全然聴いてません(頭の中では時おり鳴ったりしますけど)。
今朝は、感想文を1本読直してから(あんまり変わり映えしないけど)公開、ちょっと一息つきました。 この勢いであと1本もやればいいですが、少々音楽欠乏症です。
音楽聴きたい、ステレオのある部屋にコタツをしつらえてステレオの前に陣取りました。
取り出したレコードはこのブログで、何故か、と言っては失礼ですが、反響のあった水越けいこさんでしょう。
名作「アクエリアス」の次のアルバムとなる4作目「Like You !」
本当に久しぶりに聴いています。
カリフォルニア録音で演奏は外人さんですね。
バンド・サウンドがロックの伴奏に乗って朗々と歌う「ブルー・スカイ・ロンリー」
帯広の学生時代、愛車B210改サニー号のカーステレオでもよく聴きました。
失恋の歌なんですけど、雄大な感じもして、青空の広い土地に似合うような気がしますね。
ちなみに「アクエリアス」は、襟裳岬に行く国道236号線が浮かんできたりして・・この時代に聴いていたアルバムは、カーステレオから流れる音楽と車窓が一体になってしまってますね。
で、この「Like You !」
流れ出てくるサウンドは確かにカッコ良いのですけど、水越さんの太いアルトの声と、薄暗い歌詞は相変わらずですねぇ。 再認識しました。
ステレオのスピーカを学生時代に使っていたテクニクスの小型のに切り替えてみました。
こちらのスピーカ、能率が低くて音のキレは良くないのですが、定位が良くてヴォーカル向きです。 暗い歌詞をちょっとくぐもった声質で歌う水越さんともよくマッチしてますねぇ。
学生時代に聴いていたのと同じサウンドで、気分も一気にタイムスリップした感じですわ。
そう、思い出したが、僕はお金がなくって行けなかったけれど(学生時代は貧乏だったんです)、友人達は誰かの自動車に便乗して札幌まで水越けいこさんのコンサートに行ってました。
帯広なんて田舎ですもんねぇ、学生時代に学園祭でも有名芸能人が来た記憶がありません。
キタキツネ物語の原作だったかな企画した竹田津実さんくらいかな・・・
でも獣医学科の友人は、講演のあとで間違いを指摘してましたけどね。
しかしこのアルバム、失恋の暗い歌詞ばかり朗々と歌ってますねぇ。
サウンドは夏ですけど、歌詞は冬みたいな感じ・・・と思っていたら、
奈良でも雨にまじって雪がチラついてきました。 やっぱり冬なんですね。
2007年01月05日
今年もまたCDいただきました
とにかく初出勤の4〜5日と過ぎましたが、昨年末の後処理をやって終わったような気分。
ところで4日、初出勤したら、年末31日と年始1日しか休みのなかったNさんより(ご苦労様です)、少ない休日にCDを聴いて棚卸をしていたら重複CDがあったと、また今年もCDをいただきました。
■日キング:フォーレ レクイエム(1893年稿)、フォーレ+メサジェ 小ミサ曲 ヘレヴェッヘ指揮アンサンブル・ミュジック・オブリク(KKCC 8025)
ハルモニア・ムンディ・フランス・ベスト25という2001年10月30日発売のシリーズですが、CDそのものはMADE IN GERMANYの表記がありますね。
それはともかく、通常演奏される稿(1901年出版のフル・オーケストラ版)よりも前、1893-4年頃にマドレーヌ寺院での演奏を再現させたものだそうです。
どんなんでしょうね〜、ま、こんな特殊?な演奏のをダブリ買いするなんて、といつも思ってしまいますが、ありがたくいただきました。
2007年01月04日
水越けいこ/HEART
正月の休みも終わってしまいました。
昨夜はステレオの前に陣取って、あれこれとレコードをかけ、カラヤンのマーラーの4番も美しくてよかったし、中森明菜もよかったのですけれど、
最後は水越けいこさんに落ち着いてしまいました。
セカンドアルバム「Heart」
スマッシュ・ヒット「ほほにキスして」が入っているアルバムといえば、同年代の方は分かるかしら。
1979年ですか、このアルバムが出たのは・・・
「星ものがたり」「シーサイドメモリー」「歌って死ねるなら」「エアーメイル」「深夜族」
このアルバムを聴いていたのは昨日のことのようですね。
こうやって馬齢を重ねてゆくのでしょうが、今日からまた頑張りましょう。
2007年01月03日
リンデ・コンソート、J.S.バッハ/コーヒーカンタータ
なんとなくのんびりとしてきたかな、と思ったらもう休みも終わりです。
元日は早朝から起きて(年寄りですからね)昨年末に行った演奏会感想文のサマリ5本を公開したあと大阪の実家詣。 しこたまお酒を飲み、ほぼ終電で帰宅。
2日も早朝より起き、一歩も家から出ることなしに家事をやりながらなんとか感想文を2本書いたら、疲れちゃいました。 高知で仕入れた日本酒の土佐鶴と司牡丹を頂いたら眠くなって1日がお仕舞い。
そして3日の今日もまた早朝より昨日の感想文に手を入れてようやく公開。
勢いつけてもう1本感想文を書き上げたので、ようやく落着きました。
これでもまだ2本残っているのですが・・・
そんなこんなで休みというのに、ほとんど音楽を聴いてませんでしたが、
ようやくゆっくりとコーヒーを飲みながら、安易ですが、バッハのコーヒー・カンタータを楽しんでいます。
お気に入りのリンデ・コンソートによるレコードですね。
今年もまた自宅で聴く音楽は黒い円盤のLPレコードです。
音をうんぬん言えるようなステレオではありませんし、耳もともなってませんが、ターンテーブルにレコードを載せ、アームをゆっくりと降ろして音楽を楽しみます。
この所作(儀式とも言う)が馴染んでしまってます。 どこかまだ味気ない感じのするCDを自宅のステレオではあまり聴く気になりません。
CDの置き場とスレテオが離れたところにあるし、CDプレーヤがレーザディスク兼用なので動作が遅く、LPレコードのほうが手っ取り早く聴けるなんて、まぁ時代錯誤もはなはだしいのですが・・・
さてこの演奏、古楽器を使っていても、恣意的にそれを強調したり、新しい解釈を押しつけてくるような演奏として翻弄されるようなところが無いのがいいですね。
クルト・レーデルさんがもし古楽器演奏に出会っていたらこんな風に演奏をしていたのではないか、なんて思いながら聴いています。
ソプラノのローズマリー・ホフマンさん、暖かな声での歌いっぷりが気持ちいいですよ。 またバスのグレゴリー・ラインハルトさんもまた暖かな声で、全体的に暖かな響きがよくマッチした演奏に心休まります。
でも、ああっ、休みが終わってしまう・・・
2007年01月01日
謹賀新年、さすらう若人の歌
新年、ピリっと身体が引き締まるような冷えた朝
清々しい1年の始まりです。
しかし、まずは昨年末に行った5つの演奏会の感想文、
音楽雑記帖に書き留めたものに手を入れて抄録として纏めてアップロード。
昨年の後処理をやって、少し気を楽にしました。
そして、昨年末よりステレオのターンテーブルに載っているヘルマン・プライのレコード、フィリップスの拡販も兼ねたパイロット・シリーズの廉価盤LP(1973年:1,300円)より、マーラーの「さすらう若人の歌」から第2曲「朝の野辺をべを歩けば」
いつもはバロック音楽で1年の始まりとするのですが、今年はマーラー
特に意味はありませんが(ターンテーブルに載っていただけですが)
朝の清々しい気持ち、しかも1年の始まりの朝にもよく似合う曲じゃないでしょうか。
ヘルマン・プライの暖かな声が心地よく響いてきます。
今年もさすらうどころか、右往左往して迷走するかもしれませんが、
出会いを大切にして、今年もまた1年、心はいつも若人でいきたいものです。