2006年11月27日
コレギウム・アウレウム合奏団、モーツァルト交響曲第40番
昨夜、NHK教育TVに指揮者の金聖響さんが出てましたね。
ピリオド奏法を実践されていることで、ノリントンやアーノンクールの演奏の解説者という位置付けだったかな。 すっかりメジャーな指揮者になってますね。
金さんを初めて聴いたのは2000年になる前だったかな、大阪シンフォニカーとの演奏会。
これがプロオケとの初共演じゃないかしら。
その後、2000年のグリーン・ユース・オーケストラとのマーラーの第9番も熱気溢れてました。
ま、それはさておき、ピリオド奏法。
大阪シンフォニカーの会員だったころ、常任指揮者の本名徹次さんも実践されているのを聴かせてもらって、本当にいい経験をさせてもらったと思っています。
でもね、歳とったせいかな、奏法よりも演奏から受ける感動そのものが重要であって、ピリオド奏法だからとか、モダンだから、なんてあまり気にならなくなったんですよね。
さて今朝の通勤時の音楽は、昨夜のこともあったので、
コレギウム・アウレウム合奏団によるモーツァルトの交響曲第40番・第41番を収録したもの。
第1楽章の冒頭から、すっと心に染み入ってくるアンサンブルがとても素晴らしい。
アンサンブルの人数は多くないようだけれど、フッガー城の糸杉の間の響きが豊かなのだからでしょうか、まろやかな響きに味わいがありますね。
ピリオド奏法では、ピィとかキィなどという響きが耳につくことが多いし、
またピッチも高いせいかな、ときに高音が強調されすぎ、
響きに余裕がなくなってしまって楽しめないことも多いのですけれど、
コレギウム・アウレウム合奏団の演奏は、音楽として楽しめますね。
音楽が柔軟で、何より生き生きとしていてこと。
これが、楽しめる演奏なんですよね。
アンダンテやメヌエットの楽章がまさにこれに当てはまっていて、
ゆったりとした時の流れに身をゆだねて聴くにはもってこいの演奏ですね。
ゆったりと楽しみながら、時にはウトウトと舟を漕いでましたけれど、
癒されながらの出勤となりました。 今日も一日元気に乗り切れました。