2006年10月31日

シュミット、モーツァルト/ピアノ協奏曲第8番


3週連続土日とも出勤し、昨夜も午前0時帰宅

ついにCMMI予備審査が始まったので泣いても笑っても11月1日まで
0031932bc.jpgいつもながら朝の通勤時の音楽はモーツァルトピアノ協奏曲ばかり、やはりアンネローゼ・シュミットさまとマズア指揮ドレスデンフィルによるものが主で、なかでも初期のものを好んで聴いている。

疲れにも慣れてきた(?)が、
さすがに朝は辛くなってきたのでこの軽く弾むような気持ちにさせてくれる第8番、いいな

とにかく11月1日まで頑張れば、次は高知だ

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2006年10月28日

ヘブラー、モーツァルト/ピアノ協奏曲第19/20番


VOXの古い録音によるイングリッド・ヘブラーによるモーツァルト
第20番は、懐かしの「ファブリ名曲集」にも収録されていたとても懐かしい音源。

acd8011.jpgこのCD、トラックの切り方が1曲単位になっているのも困りものだが、モーツァルトのピアノ協奏曲はたいていぶっ通しで聴くのであまり影響ない。

ただし2曲続けて聴くと、第19番の録音が鮮明なのだが第20番の芯のないオケの録音が気になる。
第20番では、オケの響きが左、ピアノが右を主体に聴こえてくるので、擬似ステレオ?と思ったけれど、そうでも無さそうな気もする。
第19番の録音が鮮明なだけに惜しいなぁ。

演奏はヘブラーらしいもので
とくに女性的な柔らかなタッチが魅力的に響く第19番第2楽章
羽毛のようなピアノの響きにうっとりとしてしまった。
最近ではあまり流行らない優しい眼差しのモーツァルト・スタイルかな。
第20番はきりっとした演奏、清潔感が漂い、聴いて清々しくなる感じ。

伴奏はカール・メレシュ指揮ウィーン交響楽団
ザハリッヒで誠実な伴奏、これもなかなか気合が入っていて気に入っている。

fb14.JPG自分にとってのクラシック音楽出発点の演奏だからバイアスかかってしまうが、
このようなしっかりした演奏との出会いは幸せだった、と思いながら聴いている。


さて昨夜も終電帰宅で、結局先週と同じく1週間のうち3回が0時を廻ってしまったけれど・・・今日も高知に向けてやることあるから昼前から出勤予定

枚方フィルの感想文も書いてサイト更新もしたいのだが、LP感想のストック原稿あったかな〜


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2006年10月26日

オネゲルのCDいただきました


昨日、Nさんよりまたまた重複CDをいただきました。

5_55122_2.jpg■蘭EMI:オネゲル 交響曲第2、3番 マリス・ヤンソンス指揮オスロ・フィル(5 55122 2)

いつもながら、このようなのを重複して買ってしまうのが少々驚きですが、ありがとうございます。

一昨日は、ついに終電帰宅
昨日は、今日こそは今日中に帰るぞ、との意思のもと23時50分に帰宅いたしました。

よせばいいのに「オーラの泉」を見たので、さすが眠い
帰る時間よりも寝る時間の問題・・・

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2006年10月24日

ブルメンタール、モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番


土日出勤だったが日曜日は薬を服用して21時頃から朝まで就寝
月曜の朝は異様に元気になったのだったが・・・
昼前に川崎・町田からボスが3名やってきて(部署2つ兼務しているので)
それぞれの対応で走り回っている間に、高知から電話もかかってきた。
督促かと思ったら別件でした、が督促案件も早くしなきゃなりません。

定時後、懇親会と称した飲み会でホテル23階にある中華で乾杯、
30分ほど遅刻しましたが、カメに入った招興酒をたらふく飲み21時に帰宅。
さすがに朝の元気はなく22時に就寝。 ハードな1日に疲れました。

tkcz79232.jpgさてこんなハードに1日になると思ってませんでしたが
通勤時のモーツァルトはいつもシュミットさまのだが違う人で・・・と、フェリシア・ブルメンタールによるモーツァルトを聴いてみた。


1993年に徳間ジャパンより復刻されたトリオ・レコードによるもの。
ヴィーナスレコードクラシック1000コレクションとして
この時期に売り出したもののすぐに消えてしまったのではないかな。

どこか朴訥とした感じがしないでもないモーツァルト

キレが悪いのではなくいつも聴いているシュミットさまの凛としたのとは違う肌触りにちょっと戸惑ってみたりもするが、これが世間一般的なモーツァルトなのかも。
録音の関係かオケが少々こもっているのか、でも木管楽器がちょっと前面で吹いているような気がしないでもない。
なんとなく時代も感じさせる感じだが、心落着かせて聴くのにはちょうどいいのかも。

さて昨夜は早く寝たのに、今朝4時に目覚めてまた眠くなってきた・・・
ふぅ〜、今日は誰のモーツァルトを服用して会社に行くかな・・
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2006年10月22日

枚方フィルハーモニー管弦楽団 第64回定期演奏会にて


柔らかな木の音色がする枚方フィルの演奏会、今回も和みました。

このところ休日出勤・残業が続き、0時を廻って帰宅することも多く、昨日に続き今日もまた出勤しましたが、昼に職場を抜け出して枚方市民会館に向かいました。

hirakata-phil_64th.jpgいつもながらこのオケの演奏は奇をてらうことがなく、オーソドックスながらも常に自分たちの音楽を精一杯演奏されています。 みんなで力を合わせ、ひとつの曲を仕上げているからでしょうね、聴いていたら暖かな気持ちになってくるのが分かりました。

多少のミスや、アンサンブルが緩んだり、無防備な全奏などもありましたけれど、いずれの曲においても演奏後には爽やかな気持ちになって、少々ささくれだった気持ちをどんどんと和ませてくれました。 秋らしい味わいのある演奏会でもあったように思いました。

ロザムンデ序曲、冒頭は慎重に音を重ねているけれど丁寧なのに緩やかなアンサンブルだったのですが、主部に入ると明るく優しい小春日和のようなアンサンブルに変身。 これこれ、これですね。 ここの旋律の裏で支えるチェロとコントラバスによるピチカートが最高でした。 オケ全体の響きが柔らかブレンドされた演奏に気持ちが明るくなりました。

続くモーツァルトのハフナー交響曲。 オーソドックスで丁寧な演奏なんですが、普通はこんな風なモーツァルトは退屈になってしまうところなのに、ところがどっこい気持ちの和む演奏です。 ここまで指揮された寺坂さん、右手でしっかりリズムをとって、左手を時に手刀のようにして音を切るのですが、それもまた柔らかく流線型のように切れて肌触りがいい。 演奏している皆さんも音楽を楽しんでいるのかしら(必死で演ってらっしゃるとは思いますけれど、目くじらたててタテ線合わせようとピリピリしてないみたい)。 もちろん流れが滞ることなどなく、とても気持ちがほっこりとした演奏でした。

メインのドヴォルザークの交響曲第6番。
指揮者の生島さんは、これまでの演奏会で一番知名度が低い曲目だとおっしゃってましたが、今日は実はこの曲がお目当て。 好きなんですね、この曲。 昨年、奈良交響楽団の演奏会でも堪能しました、というか、この演奏会のための予習でとても好きになったのですね。 知名度は低いけれどいい曲だし、そしてなにより枚方フィルのイメージがこの曲のイメージにもダブってみたりもします(知名度低いって言ってないですが、そう思われたらゴメンなさい)。

今回は特に第1楽章が素晴らしかったですね。 冒頭の軽やかなホルン、そして弦の分奏も見事に決め、管楽器・打楽器ともに突出することなく、全員一丸となっての演奏。 ヴァイオリン奏者の方が譜面をバサッとめくる音にも気合を感じました。
このあとの楽章ではホルン軍団でしょう、ソロも見事でしたけど軽くバリバリっと吹き鳴らした斉奏、全体の響きにもよくマッチしてましたね。 ホルンに限らず、ほんと全員で一つの音楽を創りあげているところがとても魅力的な演奏で、期待通りの枚方フィルらしい演奏を堪能しました。

繰り返しになりますが、多少のミスがあっても、アンサンブルが緩んだり、無防備で芯を感じない全奏などもありましたけれど、部分ではなく全体としてとても健やかな気持ちになる演奏の数々。 アンコールのスラヴ舞曲第10番までも、さらに暖かな気持ちにさせていただきました。

そんな気持ちでホールを出ようとしたら、ロビーにはホールに到着したときにも立っておられた指揮者の生島さんが・・・ お出迎えとお見送り、その暖かなお人柄をうかがえる団内指揮者に頭が下がる思いで、ホールをあとにしました。

元気を頂きました。 みなさんお疲れさまでした。
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2006年10月21日

モーツァルト/ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」


本業のCMMI、昨日ようやく予備審査準備の目処たちました
これで心の重圧がちょっと取れたせいか通院時の血圧は正常値。
でも疲れは(さすがに)溜まってますけどね(あたりまえ)

さてこのところ朝の通勤はモーツァルトピアノ協奏曲が定番、
とくに初期ピアノ協奏曲が可愛らしくて気持ちが軽くなります。

0031662bc.jpg昨日も「ジュノム」にて通勤
もちろんその前には14番の第3楽章で勢いをつけていましたが
こちらの「ジュノム」もまた軽快で心地よいシュミットさまによる演奏が素適。

ピアノにぴったりと寄り添うオーケストラとの一体感
奇をてらうことのない誠実な演奏ながら喜悦の心にさせてくれます。

さあて本業の詰めもあるが
高知の仕事も目処たてなきゃならんので今日もこれから出勤
(明日もですが)やはりモーツァルトで行きましょうか

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2006年10月20日

モーツァルト/ピアノ協奏曲第14番


いつもながら午前0時を廻っての帰宅、
これで3日連続、疲れもたまっているがまだまだ先がある

3301322bc.jpgそんな重い気分を和らげてくれるのが
モーツァルトピアノ協奏曲第14番第3楽章
このところのお気に入りだ

演奏はもちろんアンネローゼ・シュミットさまと
マズア指揮によるドレスデンフィル

ドレスデンフィルによって弾むような旋律が持ちまわされる極上のアンサンブル、
シュミットさまのピアノが軽やかでかつ煌くようにに絡み、ほんと心地よい気分になる。

今日は通院の日、今日だけは早く帰ろう

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2006年10月19日

とにかく忙しく・・・


土日出勤のあと
連日22時半すぎまで会社にいるので午前様帰宅の毎日・・

連日出勤時にはアンネローゼ・シュミットさまのモーツァルトのピアノ協奏曲で癒されてます。

kicc9256.jpgそうそう時にカラヤン/VPOによるハイドン太鼓連打
元気つけたいときにはいいですね、パワーが漲ってくる感じ。


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2006年10月15日

シュミット、モーツァルト/ピアノ協奏曲集


先週末より多忙weekが開始
このまま11月始めまで突っ走るしかない状態に突入

031042bc.jpgこおいうときには、アンネローゼ・シュミットさまによる
モーツァルトピアノ協奏曲集が少々ささくれだった心に優しく響く

甘いタッチのモーツァルトじゃなく凛とした硬質なタッチ
オーケストラも華美華燭になりすぎずドレスデンフィルらしい上品さ
どの曲もいいので何番というのではなく
メモリープレーヤに録音したのを適当に今日は15番からとか
19番からといった感じで立て続けに通勤電車のなかで聴いている

このところ心落ちつかせるために帰路でも聴くことも多くなった

本業のCMMIの予備審査のためのもろもろの作業
本職としてやらないといけない評価の作業
11月20日から始まる高知での作業に向けた準備作業
おまけに片手間にやっているISO14001の内部監査もある
追加請求のための資料作成もやらないと・・・

さすがにこれだけ積み上げられたら休出しかなく
昨日は昼から会社に出て本職としての作業と
直近で金にからむ追加請求のデータ整理を21時までやって帰宅

今日もまたシュミットさまにお世話になるつもり

  ●

行ってきました。 会社に・・・

殊のほか(というか計画どおりかも)仕事が捗りましたし、最後に書いた報告書かな、我ながら満足いくように纏められました。

高知でのお仕事の資料なのですが、いろいろあって注力できず心苦しいので、ちょっとはココロが腫れたのかも。
本当は、メンバーがちゃんとやってくれたらいんだけども・・・とグチるのはヤメにしましょう。

高知で美味しい土佐鶴を飲みたいな。
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2006年10月12日

カラヤン/BPO、メンデルスゾーン交響曲全集(その2)


429664-2.jpg昨日もまたメンデルスゾーン交響曲の続きを鑑賞、第2番第5番
ともにカラヤン/ベルリンフィルの巧さがまた光ってる

とくに第2番「讃歌」
あまり演奏される機会はないけれど、これもまたお気に入り

トーマス・ザンデルリンク指揮による大阪シンフォニカーで聴いて以来、
マズア/LGOで聴いて馴染んでいたけれど、このCDを手にし、
冒頭のトロンボーンの艶やかさなど、オケの巧さを存分に感じる

第5番、先日の芦響の演奏の印象が強い
ホント芦響巧かったなぁ・・・とまた思い出してしまった

残すは第1番、これだけ実演の経験がない
どこかでやってくれないかな、とにかく通勤時に聴こう

さて、今日は昼前より町田に日帰り出張
まだ痛い足だけど、頭が痛いことも多く抱えての出張だ
気分は重いけど、これもまた仕事、なんとか先が開けるだろうか
とにかく行ってみるしかないな

  ●

と思って会社に出る前、お腹壊しました・・・
ウンも出てしまった(最悪かも)
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2006年10月11日

カラヤン/BPO、メンデルスゾーン交響曲全集


連休明け、まだ足が痛くてまいってしまう
それでなくてもブルーな週初めなのに・・・

さて昨日の通勤時には、芦響で感銘を受けたメンデルスゾーンの交響曲を
もちろんカラヤン/ベルリンフィルによるもの

429664-2.jpgまずは第3番、そして第4番から聴き始めたのだが
さすがに艶やかでゴージャスなオーケストラの響き
カラヤンらしいですねぇ、ただただ感嘆

以前は、カラヤン臭といって忌み嫌っていたんですが
加齢とともに許容範囲が増したのか
オーケストラ音楽の難しさも少し解かってきたのかも・・・
これはそう簡単に出せる音ではないよな、などと思ってみたりもします

1970年代カラヤン/ベルリンフィルの演奏
覇気も十分に感じられ、勢いがあって見事な演奏が多いようです

ところで昨夜より雨・・・
先日グランドコンディション不良で流れた子供たちの運動会、今日もダメですなこれじゃぁ
僕もまだ足が痛くて傘を差しての通勤もまた気分が暗い、いやはや
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2006年10月09日

連休の最後、サヴァリッシュの「魔笛」


昨日の早朝、ヤボ用で近鉄の平城駅まで行ってきました。
ついでとばかり、秋篠寺から中山町の秋篠川沿い上流に向かって散策しながら1時間20分歩いて帰宅。

その時はなんともなかったのに、昼過ぎから左足甲の外側が痛み出しました。
ヤバイな、と思いつつも招待状を回してもらったこともありますが、どうしても行きたい演奏会があって家を出ました。

しかもよせばいいのにヨドバシに寄ってプリンタのインクを購入、
電車に一駅乗って歩く距離は変わらないだろうと、シンフォニーホールまで歩いて移動しましたが、これがまたふぅふぅ言いながらなんとか到着。
帰りこそ福島から森ノ宮まで環状線で帰りました(梅田〜本町経由だと乗り継ぎが1回増えるのと、本町でけっこう歩かないとダメですしね)。

今日もまだ痛い足を引きずっていて、かなり気分が暗い。
とにかく演奏会感想文は書き上げておきました。 これでちょっと気は楽になりました(まだまだ足は痛いけど)。

それでもって今日もヤボ用で外出。 歩きたくなかったのだけど、仕方ありません。
腹いせに日本酒の土佐鶴のワンカップを購入して、15時すぎから飲み始めました。 これは麻酔薬の一種ですものね。

cdv4001-2.jpgそして今、休日最後のひとときをレーザディスク、「魔笛」を見ています。
サヴァリッシュ指揮によるバイエルン国立歌劇場によるもの。 これはホント見応え、聴き応えあります。

第1幕ははしょって第2幕からの鑑賞となりますが、
極上の音楽、そして歌、芝居、
ストーリーは試練大会となっていますけれど、お気に入りのウィスキー富士山麓をチビチビとやりながら世俗の垢を落としています。 
明日からまたまみれることになるのでしょうけれど・・
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2006年10月08日

芦屋交響楽団 第66回定期演奏会にて


いつもながら、ぐうの音も出ない演奏会でした。

ashikyo_66th.jpgバルトークのオケコン、管弦楽のための協奏曲が見事な出来なのは予想の範疇でしたけれど、メンデルスゾーンの交響曲第5番「宗教改革」、見事なまでに緻密かつ自在に変化させた演奏は予測を遥かに超えていました。 この曲のこと、もっと好きになってしまいました。 ナマで聴けて素晴らしい経験になりました。

もちろんオケコンも見事な演奏でした。 スピード感もあってキレの良い音楽、各プレーヤの巧さも特筆すべきなのですが、誰一人として刺激的な響きになることなく、オーケストラ全体の響きとして綺麗に角を落とした音楽はまさしく極上品。

指揮者の山下一史さん、これまでにも何度か聴かせて頂ける機会はあったものの、何故か仕事やその他の事情で聴けなく今回が初めてでしたが、縦振りを基本にしながらも響きの隙間を作らない音楽作りですね。 オケコンのドライヴも見事でしたが、宗教改革の演奏などまるでカラヤンとベルリンフィルの演奏じゃないかと錯覚するほどでした。

なお前プロのブラームスの悲劇的序曲。 速いテンポ設定であれよあれよといった感じで始まり、アレっと思いましたが、筋肉質の音楽でした。 しかし、落ち着いた色彩できちんと統一されていて、やはりただただ巧いなぁ・・といった印象しかありません。

いずれの演奏も、16型の通常配置ながらなんとコントラバスが10本。 ヴィオラにいたってはオケコンでは15本もいるのですが、見事なまでに統率されていますした。 管楽器そして打楽器までも同じ音色で統一されたオーケストラ。 いつもながら、これがアマオケかと思わずにいられません。

繰り返しになりますが、宗教改革。 いずれの箇所も見事でしたけど、強いて言うなら第3楽章。 まるで抒情詩のよう。 第4楽章への橋渡しも繊細かつ自然な移行に参りました。 密かに期待はしていたものの、遥かにそれを超越した演奏にぐうの音も出ませんでした。

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2006年10月07日

モーツァルト名曲全集、中央公論社


水曜日会社を1日お休みした皺寄せがきて木金曜と会社では忙殺
でもなんとか金曜21時にケリをつけて3連休を確保しました。

おまけに今日予定されていた子供の中学の運動会は、
早朝にも降っていた雨のためにコンディンション不良で中止。
子供たちは月曜日の時間割を持って学校に行き、
家内は別件にて出かけてゆきましたので、思わぬ独身生活を満喫することに。

ただし、昨夜帰宅したら、奥さんが体調不良で寝込んでましたんで、
翌日の運動会に備えてお米を炊いたり、流しに溜まった洗い物、
この中には長男がなかなか出さなかったお弁当箱も出させて洗い、
まらこのところの天候不順で溜まりに溜まった洗濯物が洗濯機2杯分、
これを洗って干すなどのを家事労働を深夜にもかかわらず敢行。

週末の気の緩みもあって、すきっ腹に先日買っておいた日本酒の
土佐鶴のワンカップを飲み、続いて帰宅時に購入した無糖炭酸NUDAで
割った安物ナポレオンやウィスキーをぐびぐび飲みながらの家事労働。

これで悪酔いしたようです。
今朝から身体がだるく、風邪のプレ症状も出ているみたい。
昼過ぎから1時間半ほど毛布に包まって午睡をとったのでちょっと良くなったみたいです。

ともあれ、午前中にステレオの前に陣どって久々のレコード鑑賞をしていたので、そして今もまたそれを再開。

mozt1005-8.jpg1979年、中央公論社がLPレコード4枚組ボックスとして、年代順に作品を集め、全12巻として刊行した
モーツァルト名曲全集」より、
中古屋で仕入れた第2巻と第7巻の中から、第2巻を取り出してモーツァルト三昧。

第2巻1773年〜1776年モーツァルト17〜20歳)の作品を集めたもので、器楽曲、室内楽、交響曲、ピアノ協奏曲がバランスよく入っています。
レコードはフィリップス製で、お馴染みの奏者の方の名演での楽しめるのもまた嬉しいところ。
詳細は以下

【レコード1】
弦楽四重奏曲 K.168、K.173 :イタリア弦楽四重奏団
弦楽五重奏曲 K.174 :グリュミオー五重奏団

【レコード2】
ピアノ協奏曲第5番 K.175 :ヘブラー(p),ガリエラ/ロンドン響
交響曲第25番ト短調 K.183 :クリップス/コンセルトヘボウ管

【レコード3】
交響曲第29番イ長調 K.201 :クリップス/コンセルトヘボウ管
ピアノソナタ K.280、K.283 :ヘブラー(p)

【レコード4】
ヴァイオリン協奏曲第3番 K.216 :グリュミオー(vn),デイヴィス/ロンドン響
ピアノ協奏曲第8番 K.246 :ヘブラー(p),ガリエラ/ロンドン響

クリップスによる交響曲、まさに珠玉の演奏ですし、
グリュミオーのヴァイオリンの美音もたまらない魅力、
イタリア弦楽四重奏団の陽光ふりそそぐような演奏も素適だし、
ヘブラーのピアノも暖かな眼差しが感じられます。

1枚づづレコードをターンテーブルに乗せて音楽を聴き、
約20分ちょっとで盤面をひっくり返し、またレコードを交換する、
この時間が自分の音楽鑑賞にはちょうど良い時間です。

暖かなアナログ・レコードの音の魅力ももちろんありますが、
この儀式にも似た所作もまた音楽鑑賞の一部として身に染み込んでいます。

久しぶりのステレオによる音楽鑑賞のひとときを楽しみ、
このところ溜まってしまった疲れをせいぜい癒しましょう。
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2006年10月06日

iPod shuff 結局


まず検査、なんともありませんでした。
腸が長くて、盲腸の手前より先に行かず苦労しましたけど。

検査に行く前、朝食も抜きなので、じつに手持ち無沙汰
先日の演奏会感想文を書いたり、iPod shuff も中身を入替えました

iPod shuff 結局、南沙織さま、岡本真夜、ZARDの再生機に、
しかしこの3人がシャッフルされて出てくるのがなかなか面白いですな、
少々ハマり気味。

検査も結局はこの iPod shuff を聴きながら行って帰ってきました。
偶然に身を任せるのも確かに楽しい。

検査のあとのんびりと1日過ごした反動でしょう
昨日会社に行ったら、いきなり朝イチから打ち合わせを設定されてて
23時半ぐったりと疲れて帰宅

なんとかメドたったと思うけど、今日一日なんと乗り切れば3連休かな。
今日も偶然に身を任せていくかな(人生そのものと同じ?)

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2006年10月04日

アンネローゼ・シュミット、ショパン/ピアノ協奏曲第2番


愛用のアイリバーのメモリプレーヤ
この前、内容の大半をアンネローゼ・シュミットさまに一新。

実はこのところ怠惰で、プレーヤの内容を更新していなく、飽きもきていたのだが転送するのさえ面倒になっていて、アフィニスCDの転送のあと、一気にシュミットさまのフォルダー配下もコピー。

0093002bc.jpgということで、このところアンネローゼ・シュミットさまを繰り返し聴いているが、ショパンピアノ協奏曲第2番第2楽章に少々嵌り気味。 先日から何度か聴いては心洗われている。

この前聴いたルービンシュタインとは違う硬質なタッチで、枯淡の境地というものではないが、清潔感が漂うのはいっしょ。 キリっと引き締まった演奏がとても魅力的。

そもそもこの曲、ずっと好きになれなかったのだが、年老いたのか、最近は第1番よりも第2番をほうが素朴な風情を感じて好きだ。 いつも言うがショパンらしい優美さよりもドイツ風の質実とした風情が感じられるからかもしれない。

とにかく第2楽章の綺麗な演奏に癒されている。

  ●

さて昨日はお昼に下剤を4錠服用後、
20時に帰宅し(いつもより2時間早いのは下剤を服用するため)更に2錠服用、
そしてまた1,800ccの水で溶いた下剤を2時間に分けて全部飲み干した。

今日はスッカラカンになった大腸に内視鏡を入れる検査のため休業。
シュミットさまを聴きながらちょっとのんびりと通院し、ゆっくりとさせていただきます。
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2006年10月03日

グレインジャーのCD頂きました


昨日、Nさんよりダブリ買いのCDを頂きました。

■日ユニヴァーサル: パーシー・グレインジャー作品集 ピーター・ピアーズ(T)、ジョン・シャーリー=カーク(B)、ブリテン指揮イギリス室内管弦楽団ほか(UCCD-3616)

uccd3616.jpgベンジャミン・ブリテン没後30周年記念、と題されたCD
ついこの前出たばかりのほやほやなんですね。
パーシー・グレインジャーの歌曲集は、以前にもダブリ買いのをいただいております。 

頂きものばかりって感じですが、時にはアマオケのチケットを差し上げてますけども・・・こちらも頂きものなんですけどね。

さてさて、本日より明日の検査のための準備が始まります。

昼からヨーデルなんていうイケてる名前の下剤を服用し
その後も下剤を大量に服用しなければなりません。

なんだか憂鬱ですが、頑張っていきましょう(カラ元気)

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2006年10月02日

アフィニス サウンド・レポートCD#32


今回はオーケストラメンバーによる室内楽シリーズ、昨日送られてきてました。
パソコンにも録音したし、ブルーマンデーの通勤時に楽しみましょう。

Affinis Sound Report No.32: 特集〜アフィニス・アンサンブル・セレクション10周年記念 (ARS-032:非売品)

ars-032.jpg

内容は以下のとおり

ハイドン/弦楽四重奏曲第78番「日の出」より第1楽章
 オロール弦楽四重奏団
K.テープスター/「スノー・イン・カラマズー」
 打楽器四重奏団Shun-Ka-shu-Toh
服部隆之/Poulpe
 ゆいまーる
J.S.バッハ/ヴィオラ四重奏のためのシャコンヌ2000
 東京都交響楽団メンバー
メンデルスゾーン/五重奏曲変ホ長調より第1楽章
 ゼフィルス・クインテット・トウキョウ
シェーンベルク/浄められた夜(弦楽六重奏版)
 ハンブルグ北ドイツ放送響メンバーと国内オーケストラメンバー

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2006年10月01日

セント・マーティン・オーケストラ 第3回定期演奏会にて


覇気のある演奏会でした、集中力も高く、ソリッドに響くベートーヴェンを堪能しました。

StMartin_3th.jpg3回目の定期演奏会でやっと伺うことができました。
創立したときからご招待いただいていて、気にはなっていたのですが、ブッキングしたりヤボ用があって伺えませんでした。 今回も危なかったけれど、奥さんに救われ、途中抜け出して会場に走りました。

雨なのにギャラリーを除くと7割くらい入っていたでしょうか。
東灘区民ホール(うはらホール)も初めてなのですが、駅から直結なんですね、案内板に従って進んでゆくと傘をささずにホールにたどり着けたし、綺麗なホールに少々驚きました。

さて演奏は、河崎聡さんの指揮のもと、覇気のある引き締まった演奏に圧倒されたような感じです。 河崎さんの指揮は、指揮棒を下から上に挙げる動作にキレがあり、必然的にオケもキレの良い響きで反応して覇気を感じます。

いきなり脱線しますが、河崎さんというと、2002年5月の奈良女子大学管弦楽団スプリングコンサートでのシューベルトのグレート交響曲が忘れられません。 冒頭に事故があってどうなることかと思っていたけれど、終始速いテンポ設定、決して好きなテンポではないしミスも散見されましたが、そんなこととは関係なく気持ちの良くなる堂々とした演奏に感動し、アマチュアオーケストラによる音楽の醍醐味を味わったことを思い出します。

それから4年、河崎さんのお名前を目にすることがなかったのは、ロシアの留学されていたからなのですね。 パンフレットで知りました。 そして見た目にも以前よりも恰幅の良さを感じます。

今回の演奏会では、やはりメインの英雄交響曲が一番素晴らしかった。

流麗に曲を運び、要所をソリッドに決めつつ、ぐぃぐぃと推進力を持った演奏でした。 少人数のオケとは思えない、音量と雄大さと引き締まった音楽を堪能。 いや、逆にこの人数だからこそ、ここまで纏まった演奏が出来るのかもしれませんね。 とにかく若々しくスカッとする気持ちのいい演奏でした。

最初から最後までノリノリっていう感じでしょうか。 起伏や緩急をつけつつも、決して流れが滞らないのがいいんですね。 そしてまたオケの巧さもあって、対抗配置にした弦楽器の分奏や、木管、金管、打楽器がそれぞれ持ち場をしっかりと決めているのが手に取るように分かり、英雄交響曲を皆で支えている風通しの良い演奏でもありました。 もちろんパワーも十二分にあるから見事なんですね。

中プロの安田伸子さんのピアノによる協奏曲第3番。
安田さんのピアノは輝かしいタッチ、粒立ちの良い響きがとても印象的でした。 オケも覇気を持ってサポートとあいまって、凛としたベートーヴェン。 軽やかなんですけど芯の強さもあり、ときにキラキラっと輝くのが素適でした。
ただしやや一本調子というかインテンポで突き進んだみたいでした。 個人的にはもうちょっと歌って欲しかったですけどね。
今回は3にちなんだ演奏会で第3番でしたけど、第1番の協奏曲ほうが似合っていたかもしれないなぁ〜 なって思って聴いていました。

そして冒頭のエグモント序曲は、元気いっぱいでソリッドに響く演奏が全開。
音痴な僕が言うのでアテになりませんが、なんとかく管楽器(特に金管楽器)のピッチがやや高かったのでは? よく言えば、煌びやか、なんでしょうが、全体よりちょっと浮いて聴こえてきてました。
もっとも打楽器も強烈な打音で盛り上げていて、ぎゅっと纏まってはいるのですけれど、やや騒々しさを抑えきれないような感じだったかな。
でもオケとしてはとてもよく纏まっていて、やる気とポテンシャルの高さは十分に感じた演奏でした。

とにかく若々しくて気持ちのいいベートーヴェンの演奏会でした。
posted by fronte360 at 20:58| Comment(2) | TrackBack(1) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする