2006年08月16日
イメージの万華鏡、東大寺大仏殿、オーマンディ
お盆休みの最終日
出勤しようかな〜 なんて思ってましたけど、このところ色々あったので奥さんとデートすることにして奈良市街まで行ってきました。
まずは、奈良グリーンホテルで昼食バイキングをいただいて腹ごしらえ。
中高年向け?なんでしょうか、和食主体(鯖の味噌煮や茄子など美味しかった)で、揚げ物やお手軽に出来るウィンナーや冷凍食品などの類はなく、デザート、コーヒーなどもついて 900円は大満足でした。 奈良に美味いものなし、と言いますけど、ここの昼食バイキングはまた再訪したいところになりました。 とにかくお腹いっぱい。
奈良カトリック教会の角を曲がり、コンサートでお世話になっている奈良県文化会館の前を横切り、奈良県立美術館での館蔵品展「イメージの万華鏡」を鑑賞。
久保晃、田中篤子、絹谷浩二、田中一光、井上武吉、柳原義達といった奈良に関係のある作家たちの作品展なんですが、美術館の中は閑散としてましたねぇ。 おかげさまでゆっくりと観させていただきました。
朝方は曇っていたのですけど、ピカピカのお天気になってしまいましたねぇ。 美術館からお日様をいっぱい浴びながら東大寺の大仏殿まで歩きました。 暑かった。
大仏殿では外国人の方も多く、外国語(ハングル、スペイン語?)も聴こえてきて、シルクロードの終着駅といった感じを受けながら大仏さんを拝見しましたけれど、今回は大仏さんの光背に注目。
光背とはその名のとおり光を放つさまを描いたものですけど、よ〜く観ているとそのありがたい光が渦を巻いていて、その光の渦に乗った仏さまがまるでメリーゴーラウンドに乗ってグルグルと廻っているかのようなデザインを発見して感嘆。
みうらじゅんではないけれど、大仏さんカッコイイぜ!、なんて思いながら見上げてました。 ほんまシュールですねぇ。
大仏殿の回廊から、お日様が燦燦と降り注ぐ外にでるのは躊躇しましたけど、思い切って出て二月堂へ。
見晴らしがいいのはいつもどおりですけど、無料休憩所で冷たい麦茶をいただいて英気もいただきました。 午後4時までらしいですけど、ここは休憩するにはいいスポットですね。
また暑い道を近鉄奈良駅までもどりましたけど、燦燦と降り注ぐお日さまでぐったりし(我が奥さんなんて日傘差すのも面倒に思えてしまったので、僕がお付きの人として日傘を差しかけながら近鉄奈良駅付近まで戻りました)、ノドも渇いたし、疲れたのですけど・・・こんなときに行きたいお店が浮かばないのが奈良なんです・・・が
小西通りにあるアルテ館1階の奥にある 傳統御菓子處おくた、ここで冷やし白玉と柚子すいを頂きましたけど、これらが絶品。
支払いのときに、ご主人に伺ったらとても丁寧に教えてくださいました。
なお、柚子すいは、白ワインを煮てアルコールを飛ばしたものを凍らせたシャーベットで、それに柚子をおろしたものを加えて、炭酸ベースとしたもので、こんな暑い日には最高。
こんなに美味しいもの食べたことない・・・久しぶりに思えた逸品で、一日20食限定なのだそうです。 しかもなんとこれが 350円とは驚きですね。
暑くて疲れましたけど、気持ちのいい一日になりました。
そして今日の音楽は、日本コロムビアから出ていた25cm(10インチ盤)LPでオーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団による「北欧の旅」。 1961年7月発売のようですね。 DIAMOND SERIES で 1,200円となってます。
グリーグの「ペール・ギュント」組曲第1番、シベリウスの「悲しきワルツ」、アルヴェンの「スェーデン狂詩曲」、シベリウスの「フィンランディア」などが収録されていて、上質のオケによる演奏が安心して楽しめます。
なお「フィンランディア」は合唱付きで、モルモン会堂聖歌隊が歌ってます。
キリっと締まった演奏と合唱はさすがシベリウスを得意としたオーマンディらしく充実したものですね。 お休みの最後を飾るのに相応しい演奏でした。