こう暑い日が続くと聴きたくなるアルバムです。
このアルバムの原タイトル「96°In The Shade」は、「華氏96度」と省略されています(「木陰で96度」が正しい訳かな)。 そしてアルバムに収録されたこの曲のタイトルは「1865」。
この歌は、1865年の華氏96度の熱い日、木陰でさえひどく暑い日、イギリス統治下のジャマイカで叛乱軍の指導者ポール・ボーグルが首吊り刑で処せられたことが歌われています。
ところでこの「華氏」という言葉。 最近では「華氏911」。
これ以前では「華氏451」(華氏「911」はこのパクリとも言われていますけどね)、ともに反体制的な意味を持つように感じてしまうのは考えすぎでしょうか。
とにかく、このようなメッセージ性の強い歌は、けっしてクーラーの効いた部屋で聴くものではなく、汗をだらだら流しながら聴くものでしょう。
ゴスペル調のA面1曲目「神の栄光」(Jah Glory)や、2曲目の「種族戦争」(Tribal War)もまたしかり。
特にこの「種族戦争」は繰り返し「Never, Never Have No Tribal War」(種族戦争はもうやめよう)と歌われていますね。
1977年の発売されたレコードですが、悲しいかな今でも No War !! と歌っていないといけません。 人間って進歩していないのかな・・・
でも、ちょっとはましになっていると信じたい。
そんなことを想いながら汗をだらだら流してこの夏もまた聴いています。
と、2004.7.11に記載した自分のサイトの記事を見つけました。
やっぱり進歩してないみたい・・・