しかも前日夜に日本酒をかけたキーボード、水洗いの効果ありました。 このとおりちゃんと打てています。 こちらも嬉しい。
さて、アブラヴァネルのブラームス交響曲全集もこれで最後、第1番。

これまで余韻が少ないとか、キレがどうも・・なんてマイナス面も書いてましたが、この第1番は払拭されてます。
すべての楽器が鳴っているのはそのままですので、色々な楽器が密接に絡んでいるのも手に取るように分かります。 しかも各奏者、とても巧いのもまた印象的です。
第1楽章や第4楽章のホルンのタイトな響き、味わいもあって素晴らしいですね。
第2楽章では木管アンサンブル、本当に見事としか言いようのない響きを聴かせてくれます。 しかも質実とした管楽器の響きは清潔です。
そして何よりオケ全体に覇気が満ち溢れています。 このシリーズ、これまでにも書いてきましたが、録音の関係でしょうが、演奏に覇気が感じられてもサクサクと進んでいくために印象が薄くなりがちだったのですけれど、この第1番は音像に迫力があります。
しかもオケの響きのキレ、立ち上がりとも見事。 繰返しになりますが、各楽器の響きをシャープに捕らえていて、ブラームスが何年もかけて構想して書き上げた最初の交響曲を緻密に再現しています。
待ちに待った交響曲、それを熱気をもって、しっかりとした統率力で再現しています。
久しぶりに聴いて、実に堂々とした演奏に感動してしまいました。