アブラヴァネルによるマーラーの交響曲シリーズ
第9番から逆順で遡って聞き進めてきましたが、いよいよこれが最後の第1番、けっこう気合の入った演奏に感心しました。
この第1番、じつはLPレコード時代から持っていましたが、あまり印象に残ってません。
カットアウト盤で、ジャケットも馬糞紙なんて呼ばれてたボール紙で出来てますので、それだけでなんか録音悪そう・・・なんて思っていたからかもしれません。
当然ながら安いから捕獲したまでで、
アブラヴァネル/ユタ交響楽団って何、こんなオケでもマーラーの演奏やるんや〜、って感じでしたものね。
ワルツ堂日本橋1号店で、第8番と第1番が売られてて、試しに第1番を買ったのでした。
数日後行ったら第8番が消えていて、こんなの買う人もいるんや〜 って驚いた経験あります。
でも改めて第1番を何度も聴きかえしてみましたけれど、熱い演奏ながらもカチっと纏めていているのがいいですね。 作曲家でもあったアブラヴァネルらしく、きちんと構成された音楽世界。 その枠内で熱く演奏しているって感じでしょうか。
これで終わりですけど、本当は第10番のアダーショも持ってます。
第9番のフィルアップとして入ってますが、こちらもまた誠実なながら熱い演奏ですね。
バーンスタイン/NYPと競うようにして完成されたアブラヴァネルのマーラーの交響曲全集。 どっちが先に完成したのか・・・
バーンスタインのにはこの第10番がありません。
でもアブラヴァネルには交響曲「大地の歌」が無いのですね。
ということで、どっちもどっちてことかしら。
さあて、そんなことはさておき、今週もまた忙しいんでしょうね。
次は、アブラヴァネル/ユタ交響楽団で、ブラームスの交響曲でも聴いて頑張りましょうか。