密度の濃い響き、響きの角が取れた大人の雰囲気のする演奏会でした。
今回の吹響定期は、苦手なフランス音楽プログラム。
それでも最初と最後のベルリオーズは耳馴染みがあるんですけど、ミヨーのバレエ音楽「屋根の上の牛」は、オケが纏まりなく緩いのか曲がそもそもそんなのか判別つかず・・・
でも後半、緩みが消えたような気もしましたけどね、とにかく明るいサンバのリズムの部分を中心に楽しみました。 ラッパ、軽快でとてもカッコ良かったですよ。
指揮の米山さんも、いつもより多く動いて大変そうでした。
最初の「ローマの謝肉祭」序曲、こちらも米山さんの指揮ですが、冒頭こそズバっと切り込むスピード感で惹き込みましたけど、響きの角を綺麗にとって纏まりのよい演奏はホント上質。
いつもどおり勢い込まず、安心して聴き進められるんですけどね、充足感のある演奏でした。
メインの幻想交響曲。 こちらは新谷さんの指揮で、いつのながら大きな振りでグィグィと引っ張ります。 第4楽章の断頭台への行進では、期待通り主題を繰り返して下さいました。
でも意欲的な動作ではあるものの、出してくる音楽は、響きに充足感があってとても集中力の高いもの。 ここでも勢い込んだところはなく、第4、5楽章などテンポをちょっと遅めにとって密度の濃い演奏でした。 学生オケやOBオケならば、突っ走って勢いで勝負、みたいな部分も、じっくりと構えて響きの密度で勝負しているような感じ。 いいですねぇ〜こんなの大好きです。
惜しむらくは、第5楽章にはアタッカで入って欲しかったことと、第2楽章はもっとテンポを落として欲しかったことかな。
もっとも前者はオケの体力を考えてのことでしょうし、後者はバルビローリの演奏に感化されている戯言なんで無視してください。
とにかく、大人の演奏を楽しませていただきました。 皆さん、お疲れさまでした。
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前夜ちょっと飲みすぎたかな・・・ ちょいと身体が重いけど徐々に回復。
昼前に、先日捕獲したLDを流しながら睡眠補給したら、ずいぶんと回復しました。 夜の睡眠が十分に取れないぶん、昼寝で補わないとね。
しかも吉本新喜劇を見て笑って気分一新。 演奏会の前に、まず会社に行って残作業を2時間ほどこなしました。
仕事が立て込んでいるので仕方ありません。 ちょっとでも進めておかないとね、安心して楽しめませんからね。