2006年06月20日

アブラヴァネル、マーラー/交響曲第6番「悲劇的」

今日は、不健康診断。
普通は、健康診断って言うんだけれど、不健康なところが暴き出されるので、不健康診断なんですね。

休日出勤して連日会社に行ってるし、昨夜も22時過ぎての帰宅。 食べてはいけない時間になってしまったので、アルコール燃料を補充しておきました。
これで朝から水を飲んではいけない・・・う〜コレきついなぁ〜 これで健康診断? やっぱ不健康診断。

08_4009_71.jpgそれはともかく、先日来聴いているアブラヴァネルマーラー、昨夜もまた第6番「悲劇的」を聴きながら帰宅しましたよ。

第3楽章 Andante moderato がしみじみとしていいですねぇ

マーラー交響曲第6番「悲劇的」は、インバル/フランクフルト放送響によるワンポイント録音が話題になっていた新譜LPが初体験でした。

当時すでにCD時代だったけれどLPで捕獲しました(CDプレーヤ持ってなかったし)、それにLPでは第10番のアダージョが付いてましたものね。 そうそう、新譜LPの購入って珍しいんですけど、自分への誕生日プレゼントでした(自分へのプレゼントって必要なんですよね・・・最近やってないような気がするけれど)。

それはともかく、鋭く切り込むような第6番「悲劇的」で刷り込まれましたし、このあとはショルティ/シカゴの合法海賊盤CDでしょ、このアブラヴァネルの演奏を始めて聴いたときのユルさ、とてももどかしかったんですけどね〜
でも最近はこれがとても魅力的なんです。 ああ、なんて人間的なんだろうなぁ、ってね。

特にこの第3楽章 Andante moderato を聴いていると、アブラヴァネルって誠実で優しい人なんだなぁ・・・なんて感じます。 アメリカでマーラー協会の会長を長年務めてられていたそうだし、その人柄もよく人望もあったのだと想像します。

ベルリンクルト・ワイルに師事していたギリシア人のモーリス・アブラヴァネル
だからってどうだってことないのかもしれませんけれど、もっと評価されていてもいいと思うのですけどね。
独墺至上(市場)主義の日本では、アメリカで活躍したというだけでは・・・なんて思えてしまいます。

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2006年06月19日

ZARD/遠い星を数えて

カッコいいことって カッコ悪いよ
醒めてるよりも 感情で生きてる人
熱い君を見てると 嬉しくなる


結局、土日ともに会社に行ったので、先週の日曜日から連日お仕事やってますが、今週もまた大忙しの予定、まず今朝は安治川口の某社工場へ出張です。

ほんと、醒めて評論家ぶってても、この事態は解決しませんものね、
身体と頭を使い、今週もドロ臭く頑張りましょう。

どうせカッコ良く生まれてきてないんだし・・・

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2006年06月18日

宝塚市交響楽団 第40回定期演奏会にて

熱いマーラー第九終楽章に惹き込まれました。

tsukakyo_40th.jpg指揮者の田中一嘉さんのもとでの塚響マーラー第九は真摯な演奏でしたが、終楽章がことのほか熱い演奏でした。 田中さんが力をこめ、丸められた背中が揺れるさまは一瞬コバケン(小林研一郎)さんの背中じゃないかと錯覚したほど。 とても熱い想いをたっぷりと込められていました。

そして何より、この音楽の最後の響きが消えたあとの静寂・・・これがまた素晴らしかった。

田中さんの腕が止ったまま降りず、オケも構えたままで静止。 観客もまた田中さんの腕が降りるのをじっと待ちます。
楽器の音の響きは消えたけれど、心に響く余韻をたっぷりと味合わせていただきました。 素晴らしい時間でした。

この大曲、聴くだけでもかなり疲れるのですが、演奏するオケはもっと疲れるはずなんですが、田中さんの的確なコントロールのもと、疲れなど微塵も見せず、終始高い集中力を感じさせた演奏で、40回を記念するのにふさわしい充実した演奏内容だったと思います。

なおこれに先立って演奏されたハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」。
こちらも落着いた音色ながら、妖艶さに力強さと軽快さを併せ持った充実した演奏でした。 トランペットのソロが甘く素適だったのが強く印象に残りました。

惜しむらくは、この演奏会にもっとお客さんが入って欲しかったことですね。
1階席でも7割程度だったでしょうか。 ちょっと残念でした。

----- ☆ -----

朝9時前に会社に行って一仕事してました。
休日でも朝はいつも7時前には起きてしまうんですね。 頑張って寝ようとしたけど、6時過ぎには寝ることを断念しちゃいました。
やっぱ前日の日本酒がちょっと残ってましたけど(高知で土佐鶴飲んだら、また日本酒飲みたくなって、土佐鶴は手に入らないけど別の純米酒を買ったんですけどイマイチでした)、シャワー浴びて一息ついたら元気出てきました。
約3時間ほどのお仕事でしたけど、ちょいと悩んでいた事項も、対応方法にメドがつきました。 おしっ! これで演奏会も楽しめるってことですね。

posted by fronte360 at 19:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月17日

吹田市交響楽団 第61回定期演奏会にて

密度の濃い響き、響きの角が取れた大人の雰囲気のする演奏会でした。

suikyo_61th.jpg今回の吹響定期は、苦手なフランス音楽プログラム。
それでも最初と最後のベルリオーズは耳馴染みがあるんですけど、ミヨーバレエ音楽「屋根の上の牛」は、オケが纏まりなく緩いのか曲がそもそもそんなのか判別つかず・・・
でも後半、緩みが消えたような気もしましたけどね、とにかく明るいサンバのリズムの部分を中心に楽しみました。 ラッパ、軽快でとてもカッコ良かったですよ。
指揮の米山さんも、いつもより多く動いて大変そうでした。

最初の「ローマの謝肉祭」序曲、こちらも米山さんの指揮ですが、冒頭こそズバっと切り込むスピード感で惹き込みましたけど、響きの角を綺麗にとって纏まりのよい演奏はホント上質。
いつもどおり勢い込まず、安心して聴き進められるんですけどね、充足感のある演奏でした。

メインの幻想交響曲。 こちらは新谷さんの指揮で、いつのながら大きな振りでグィグィと引っ張ります。 第4楽章の断頭台への行進では、期待通り主題を繰り返して下さいました。
でも意欲的な動作ではあるものの、出してくる音楽は、響きに充足感があってとても集中力の高いもの。 ここでも勢い込んだところはなく、第4、5楽章などテンポをちょっと遅めにとって密度の濃い演奏でした。 学生オケやOBオケならば、突っ走って勢いで勝負、みたいな部分も、じっくりと構えて響きの密度で勝負しているような感じ。 いいですねぇ〜こんなの大好きです。

惜しむらくは、第5楽章にはアタッカで入って欲しかったことと、第2楽章はもっとテンポを落として欲しかったことかな。

もっとも前者はオケの体力を考えてのことでしょうし、後者はバルビローリの演奏に感化されている戯言なんで無視してください。 
とにかく、大人の演奏を楽しませていただきました。 皆さん、お疲れさまでした。

----- ☆ -----

前夜ちょっと飲みすぎたかな・・・ ちょいと身体が重いけど徐々に回復。
昼前に、先日捕獲したLDを流しながら睡眠補給したら、ずいぶんと回復しました。 夜の睡眠が十分に取れないぶん、昼寝で補わないとね。
しかも吉本新喜劇を見て笑って気分一新。 演奏会の前に、まず会社に行って残作業を2時間ほどこなしました。
仕事が立て込んでいるので仕方ありません。 ちょっとでも進めておかないとね、安心して楽しめませんからね。 
posted by fronte360 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(1) | 05〜12-演奏会にて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月16日

アブラヴァネル、マーラー/交響曲第7番

昨夜は23時半の帰宅、朝から延々と資料の纏めをやってました。
今朝の会議のための資料ですが、みんな資料出すの遅すぎ・・・

しかも本来やるべき仕事の進捗が悪いように言われるのは(そんなつもりはないのだろうけれど)、資料出すのが遅いあんたの会社のメンバーのせいやろ、なんて思いつつ帰宅。

08_6158_71.jpg昨朝、このアブラヴァネル第7番を聴きながら出勤しましたが、眠りこけて(通勤電車が睡眠補給の場なんで)途中の楽章は記憶なし。
帰宅時に、再度第2〜4楽章を聴きなおしましたけど、明るく優しくていいですねぇ。

ところでこの第7番の交響曲、
柴田南雄さんの岩波新書「マーラー」では、アイディアの枯渇による見劣りが感じられる 旨の記載がありますけど、個人的にはけっこう好きな曲の部類に入ります。 そんなに頻繁に聴くことはありませんけど。

でこのアブラヴァネルの録音、
以前は ファースト・チョイスとしてお薦めする演奏だとは思わない といった記事をサイトに書きましたけれど、不思議と癒される気持になります。
この曲に馴染みのない人には、かえってお勧めかもしれません。

簡単に言うと、明朗で健康的な演奏ですね。

確かに響きが薄くなってちょいとユルイと感じる部分はありますけど、クラリネットの明るい響きを耳にすると、ベニー・グッドマンのビッグ・バンドもちらっと思いおこさせたりもさせる健康的な感じ。
そして誠実な演奏なんでしみじみと癒されるような感じも覚えます。

古き良きアメリカン、死や諦観といったものから遠いマーラーの演奏に、気持を落着けて帰宅することできました。
さあて今週もあと1日、今日はアブラヴァネルの「悲劇的」聴いて、悲劇的な1日にならないといいけどな〜
posted by fronte360 at 05:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月15日

アブラヴァネル、マーラー/交響曲第8番「千人の交響曲」

連日、怒涛のように仕事が押し寄せてきて、あ〜しんど

で、この「千人の交響曲」も、実はマーラーの交響曲の中で馴染みが一番少なく、
大規模すぎて全貌を掴み切れていないのが正直なところ。

08_4011_71.jpg聴き続けるのにも疲れる曲なのですけれど、
アブラヴァネル/ユタ交響楽団のこの録音、
独唱者に気合入って劇的ですし、合唱団も力入ってます。

大規模な曲なので、録音のかげんもあるのでしょうけれど、独唱などがスポットライトを浴びたような感じで、次々に曲が展開してゆくので、聴いてゆくのに苦痛はありません。
かといって聞き流すってことでもなくて、オケも含め熱い表現が続きます。
このような演奏が所謂いい演奏と言われてもいいんじゃないかな〜 好きですね。

なおCDでは、第1部を6つ、第2部を12のトラックに分けて1枚に収録。
トータル75分26秒、たっぷりゆっくり楽しめます。

さて今週ももうあと2日(早いなぁ)、疲れもピーク、今日からまた雨だけど・・・
今朝もまたアブラヴァネルのマーラー聴いてガンバロ〜
posted by fronte360 at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月14日

追悼・岩城宏之さん

ちょっと前の出張のとき、新幹線内のラジオのニュースだったかで
東京のオーケストラでの練習中に貧血が酷くなり入院して降板との話を聞いたが
13日午前0時20分、心不全のため東京都内の病院で亡くなられた。
享年73歳。

クラシック音楽を聴き始めた1972年頃、NHK交響楽団で精力的に指揮をされ、
N響アワー(当時は水曜とか木曜の9時台だったと思う)見ることで、
たくさんのクラシック音楽を覚えさせてもらったことを思い出す。

先日のN響アワーでも、若く精力的な指揮姿が映っていた。
またひとつ時代が過ぎてゆくような淋しい気分。

黛敏郎涅槃交響曲を聴き、
岩波新書の「楽譜の風景」を読んで偲びたいと思う。

coco70427.jpg

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2006年06月13日

アブラヴァネル、マーラー/交響曲第9番

昨日朝、元気よく家を出たつもりだけど、ヨレヨレになって帰宅。
朝の通勤時に聴いたマーラー交響曲第9番が悪かったか・・・

いえいえ、マーラー交響曲第9番は大好きですよ。
最近でこそセーブしてますが、結婚前には毎週末にこの第9を聴いてました。

当時のお気に入りは、LPからカセットに録音したノイマン/チェコフィル、
チェコフィル独特の低音金管楽器にテリがありますね。

CD時代になるとバルビローリ/ベルリンフィル、
粘りと歌があってしかも巧いオケだと感心するばかり。

08_6177_72.jpgアブラヴァネル/ユタ交響楽団のこの録音、
これらとオケの技量を比べるのは可哀想だけど、健康的な表現で良い意味で中庸誠実な演奏といってもいいですね。

チェコフィルやベルリンフィルのように巧く吹ききれてないけど頑張ってて、しかもそれが枯れた感じもさせ、押し付けがましくなく、しみじみとして好きですよ。

CDでは disc1 と disc2(第4楽章と第10番アダージョ)に泣き別れですが、メモリプレーヤではディスク交換の手間なく楽しめます。

今週はアブラヴァネルマーラーを楽しみましょう。

しっかし休日出勤したけど、昨日は新たな仕事も積まれてしまって溢れ返り、結局のところ何もカタつけられんかった。。。 これで休日出勤してなかったらどうなってたか、考えるだけでも恐ろしいが・・・

とにかく、今日は決着つけまっせ。
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2006年06月12日

ZARD/カラッといこう!

慌ただしい生活の始まり
キミのコトを一番に連想(おも)うよ
そんな簡単なことじゃないけど
変わりたいなら 動くことサ


昨日の休日出勤の帰り、TSUTAYA の中古CDで捕獲。
長女から(またZARD)と呆れられていますが。

そうそう同じ帰り道、「ぐびなま。」も捕獲。
小西真奈美が宣伝してますよね、「くびなま。飲も」って。

う〜、スリムで髪が長くて・・・なんか似てるよな〜
我ながら単純で判りやすい感じ。

ま、とにかく、新しい週の始まり。
そんな簡単なことじゃないけど
変わりたいなら 動くことサ

そうですね、損益対策会議も始まりましたしね、
今週もまたせっせと動きまわりましょう。

posted by fronte360 at 05:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-JPOP音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月11日

アンネローゼ・シュミット、モーツァルト/ピアノ協奏曲第19番

結局昨日は昼寝が30分しかできなくて、疲れをき引きずったまま・・・
すみません、演奏会はパスさせていただきました。

そして本日、井村さんが指揮される演奏会もありますが・・・
これもパスさせていただくことにしました(重ね重ねすみません)。

そして今日は、休日出勤することにしました。

二人で組になってやってた仕事(本業)で1名欠けてしまいましたしね。
欠けた彼は本業100%なのに離脱ですし、他業務も並行して動かしている自分としては、ここで踏ん張らないと悪影響でるので仕方ありません。

やっぱこんなときは、モーツァルトピアノ協奏曲第19番

031042bc.jpg昨年12月29日、南紀の陽光が燦々と降りそそぐ紀伊田原駅に降り立ったとき、頭の中で何故かこのモーツァルトピアノ協奏曲第19番の冒頭が鳴り響いてました。
ヘッドホン・ステレオで聴いているかのように、鮮明に鳴ったのに驚きましたが、それがまたよく似合うんですよね。

いえね、昨夜も寝る前に、うたた寝しかけてた長男が、いつも行っているこの紀伊田原への旅行の夢を見たと言ってました。
とっても楽しみにしているわけですね(もちろん僕も楽しみです)。

この夏、この紀伊田原に行くためにも、ここで踏ん張らないとね。
いま頑張らな、いつ頑張るねん、そんな感じ。 切羽詰る前にやります。
ということで演奏会パスしてしまってごめんなさい。

posted by fronte360 at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする