
早々に御堂筋線では人身事故で乱れたダイヤでしたが憤ることなくすぎ(心に余裕がないと、なんでやねん、となるところなんですけど)、結果的に平穏にすぎた1日だったかな。 やっぱりモーツァルトは凄いのかも・・・
ところでこの録音、ウィーン室内合奏団が1969年に来日したときに録音された演奏だと思います(残念ながら録音年月の記載がありません)。
1stヴァイオリン:ウェラー、2ndヴァイオリン:ヒューブナー、ヴィオラ:シュトレンク、チェロ:スコチッチとなっています。 ウェラーさんが在籍されているので1969年の来日時点での録音と想像しています。
この演奏は、日本の音響メーカーのトリオ(現ケンウッド)によるトリオ・レコードとして日本で制作された名盤のひとつ。 録音のかげんかもしれませんが、全体的に柔らかさを感じさせます。 ウィーンのモーツァルト協会より、モーツァルトの理想的な演奏としてモーツァルト協会賞を受賞した録音。 とにかく日本が制作というのが嬉しいところです。
愛用のメモリプレーヤで聴いているわけですが、録音元のCDは、1993年に徳間ジャパンコミュニケーションズが販売元になったヴィーナスレコード株式会社から、ヴィーナスクラシック1000コレクションという1000円盤CDシリーズで発売されてたもの。
このシリーズ、個人的に期待していたのですが、市場からすぐに姿を消してしまいましたよね。
やっぱり市場優先、経済優先の資本主義社会なんですねぇ、たとえ芸術の世界であっても・・・
ま、そんなことを差し置いても、アルフレート・プリンツ(cl)、ウェルナー・トリンプ(fl)のまろやかで深みのある響き、熟成された音楽という趣きにただただ惹かれます。 この録音は人を和ませる力を備えていると思います。
ほんの少し(電車の中ですけど)、ゆったりとした時をすごさせてくれる演奏でした。