GW明けの怒涛の1週間、水曜夜からの町田出張も昨夜終電で帰宅して終わりました。
今でもまだ下半身が重く、疲れが抜けない感じなんで、外はまだ明るいけれど早々にウィスキーを生のまま(ストレートってやつですね、しかも50度のを)チビチビと体内に注入しながら木ノ内みどりさんのレコード「苦いルージュ」を楽しんでいます。
じつは昨夜の帰宅途上、愛用のメモリプレーヤに常駐させている木之内みどりさんの歌を聴いていたら、名盤「苦いルージュ」を聴きたくなったわけです。
このアルバム、ヨーロッパ調が漂って実に完成度の高いアルバムです。
1978年にこのようなアルバムがアイドル歌手で作られていたなんて、誰も共感してくれないと思いますけど、凄いことだと思ってます。
クレジットこそはありませんが、ニューミュージック系のスタジオ・ミュージシャンによるセッション。 そこに意外とストレートに歌う木之内みどりさんの歌、声量が無かったり音程がやや不安定になる部分をアンニュイに感じさせていい音楽創りをやっています。
「MON AMOUR,I LOVE YOU」での林哲司さんの作編曲、ミュートトランペットを歌詞とユニゾンであしらって唸らされますし、出門英さんの作曲による「漂いながら・・・」「海の百合」など木之内みどりさんの魅力を十二分に惹き出して溜息が出そうです。
出門英さん、惜しくもガンで早世されましたけれど、ヒデとロザンナのヒデだと言っても知らない人が大半でしょうか。
ちなみに南沙織さまを琉球放送からスカウトしたのはヒデとロザンナのマネージャだとありました。 音楽的な結びつきがこんなところにもあったとは、意外でしたけど、納得もさせられますね。
なおジャケット写真(←裏面)はともに Delixe PLAYBOY からのものだそうです。
南沙織さま同様に、再デビューして欲しくもありますけど、このままそっとしておきたい感じですね。
やはり、遠い日の花火、それでいいのかもしれません。