2006年04月14日

レコファン渋谷BEAM店 + 吉本新喜劇

水曜から金曜日まで町田出張。

水曜夜は23時にホテル帰着で、木曜夜はホテルに戻れなくて、午前様でタクシーで0時半になんとか帰着(いずれも飲んでいたのではなく純粋に仕事)だったので、レコファンも諦めてましたけど、大急ぎで行って参りました。 1ヶ月ぶりですね。

真っ先にLDの棚を見に行き、クラシックを探したら、なんと半分ほどに減っていて(幅として30cmくらい?)、あっという間に探索完了。 めぼしいもの1つのみ候補にしました。
あと映画のLD 100円投売り箱もすぐに探索終了し、ここからベタですけど、2つを候補にしてエレベータ前のレコード100円餌箱に移動。

ホントに汚いレコードがいっぱいの餌箱を時間がある限りサルベージ。
結果、捕獲品なし、巡り合わせが悪かったのでしょう。 以下のLDのみ連れて帰ることにしました。

■日BMGビクター: モーツァルト 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」 デッシー(S)、ツィーグラー(MS)ほか、リッカルド・ムーティ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団(BVLO-103〜4:2枚組:945円)
1989年4月ミラノ・スカラ座による収録とあります。 動くムーティを観るのは初めてかな? モーツァルトのこのオペラ・ブッファ、LPで持ってますけど(ベーム指揮)、ほとんど聴いていないので楽しみです。 解説:永竹由幸、千代田昌弘

100円の映画LDは以下

■日RCAコロムビア: 映画「未知との遭遇(特別編)」(SF070-5278:2枚組:105円)
TVでも観ましたけど、ロードショウを劇場でリアルタイムで観ましたね。 懐かしいなぁ。 この映画には映画監督のフランソワ・トリュフォーも出ているのが興味深いところです。

■日レーザディスク: 映画「E.T.」(オリジナル全長版)(SF078-1555:105円)
これもロードショウを劇場でリアルタイムで観ましたよ。 しかも結婚する前の奥さんと一緒に・・・別にスピルバーグが好きというわけではないのですけども。

新幹線の時間が迫ってたので、大慌てで品川に移動。
なんとか5分前に到着できて、トイレに寄っただけで、何も買い物せずに新幹線に乗れました(ホームに降りたら、入ってくる電車に注意、の掲示が出てたので滑り込みセーフかな)。

なお乗った新幹線車両には・・・どこかで見た顔が・・・

吉本新喜劇浅香あき恵さんが歩いているじゃないですか。
しかも後ろの席の人に何か渡したら、それがゴトンと落ちて、安田の席の下に(あき恵姉さんはそのまま何事もなかったかのようにデッキに移動)。
落ちた物は何かと見てみると、タカラの缶チューハイで、それを拾って渡した相手(後ろの席の人)は、なんと中恭太さんなのでした(ご本人には失礼ですが、彼のことを知っているのはちょっとコアな新喜劇ファンかもね)。
で、検札のときに通路反対側のA席には、伊賀健二さんがいるのも発見。
しかも、注意して見ていたら、通路を歩くかわいい女性は、おっ秋田久美子さんですね〜 じつは彼女のファンなんですよ〜 通らないかと内心思っていたんで、感激ですわ。

オペラのLD買って、新幹線で吉本新喜劇の方と遭遇するなんて、しかも秋田久美子さん(プロフィールの写真、変更すべきですね ⇒ コレ はどう?)を見ることができて、しんどかったけど、終わりよければ全て良し、幸せな出張となりました。

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2006年04月13日

武満徹/「系図」〜若い人たちのための音楽詩(1992)

アフィニス文化財団の「Affinis Sound Report No.30」のCDに収録されている、「系図」(個人的には「ファミリー・トゥリー(Family Tree)」と呼ぶのに馴染んいる)演奏にハマっています。

2004年9月30日、第5回 現代日本オーケストラ名曲の夕べ(日本オーケストラ連盟)の実況録音で、沼尻竜典指揮オール・ジャパン・シンフォニー・オーケストラによる演奏です。

オーケストラによる美しい響きも魅力的ですが、何より太田麻華さんによる朗読がとても素晴らしい音楽ですね。

元来よりこの曲は、武満さんの指定では「12歳から15歳の少女による朗読」となっているそうです。
この演奏は、その意図が見事に反映されているように思います(太田さんの年齢は存じ上げませんが)。
上手く言えませんが、大人になる前の子供の透き通るような声質を残し、そしてまだ大人には成熟しきっていなくてどこか危ういような不安定さを感じさせつつ、朗読が進みます。

その朗読は、谷川俊太郎さんの「はだか」という詩集の中より武満さんが選んでいます。
むかしむかし」で転生輪廻のような世界を想像させたあと、現実の世界で「おじいちゃん」「おばあちゃん」「おとうさん」「おかあさん」と、いずれも決して綺麗事ではない家族の様子を、美しい音楽と、心に残る言葉で語りかけられるのが胸に響きます。

そして最後の「とおく」と題された詩で結ばれ、そこの一節

 そのときひとりでいいからすきなひとがいるといいな
 そのひとはもうしんでてもいいから
 どうしてもわすれられないおもいでがあるといいな

という言葉には、やはり少女の声の魅力(魔力?)でじ〜んとさせられていまします。

音楽としては、最後のフレーズ

 でもわたしはきっとうみよりももっととおくへいける

で結ばれたあと、ここで流れるアコーディオンの響き(大田智美)のなんと美しいこと。
もう涙ぐみそうになってしまうほどの綺麗な音の世界がここにはあり、いろいろなことが最後には浄化されるのでは、そんな気持ちになって曲を聴き終えます。

素敵な現代の音楽です。

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2006年04月10日

アラン・ホヴァネス / そして神は偉大なる鯨を創りたもうた

このところ愛用のメモリ・プレーヤでは、アラン・ホヴァネスAlan Hovhaness)のマニフィカットMajnun symphony(Symphony No.24)を聴いていることもあり、

ネット検索で「ホヴァネス」なんてしてみると・・・
なんと自サイトの記事が上位に出てくるのに唖然。

しかも内容がまた貧困かつ訳のわからん文章なんでもう愕然・・・
ああ恥ずかしい。

ということで改版しました。
文章の稚拙とは関係なく、いいレコードだと思います。


なお、アラン・ホヴァネスの公式サイトも見つけました。
交響曲の作曲数がよく分かりませんでしたが、これによると67曲を作曲しているようですね。

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2006年04月08日

ソレイユオーケストラ 結成記念演奏会

060408_soleil.jpg同志社女子大学音楽学科卒業生による女性だけのオーケストラ、女性らしい柔らかでしなやかな演奏かと思いきや、集中力の高いキレの良い響きでぎゅっと締まった演奏に驚きました。

いわゆる同門の人たちが集まっているからでしょうね、纏まりの良さが目立ちました。
特に弦楽器の弓の上げ下げ、綺麗に揃ってしかも速い切り替えし。 結成記念演奏会ということで気合も入っていたと思います。 清潔な響きが力を持って迫ってくる感じ。

ソレイユとはフランス語で太陽とのこと。 春の暖かな陽射しを想像していましたけど、北海道の真夏の太陽のような印象を受けた演奏会でした。
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2006年04月05日

伊藤敏博「サヨナラ模様」

昨日は急遽、町田への日帰り出張をやってきました。 
終電で帰ってきたので、ああまだ眠い・・・

ところで、出張の新幹線の中では、車内放送されているNHKラジオ第1放送をいつも聞いてますが、昨日の朝「きょうも元気で!わくわくラジオ」は、伊藤敏博さんがナマ出演。

既に国鉄職員は辞められたそうですが、今も富山を拠点に活動されているとのこと。
今回は富山よりラジオ出演のために東京に出てこられたようですね。 
愉しい話と懐かしい「サヨナラ模様」の生演奏、これが素晴らしかったですねぇ。

地元を拠点に自分らしく活動されているなんて素適ですねぇ・・・

伊藤敏博さんのホームページ見つけました。
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2006年04月03日

ラヴェルのCD頂きました

昨日、ラヴェルを聴いたところですが、そのラヴェルのピアノ曲のCDを頂きました。

f35l-50106.jpg■日ポリドール: ラヴェル 夜のガスパール、亡き王女のためのパヴァーヌ、優雅で感傷的なワルツ アシュケナージ(p)(F35L-50196)
このところなんとかピアノ曲も聴けるようになってきましたし、「亡き王女のためのパヴァーヌ」なんてオーケストラ編曲版は実演で何度も接してますんで、これはいいタイミングかもしれませんね。 聞き込んでみたいな。

いつもながら、会社のNさんの重複買いシリーズ、
CD番号で分かるようにこれも定価 3,500円のCDです。
有り難く頂きました。 いつもながらありがとうございます。
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2006年04月02日

天理シティーオケストラ 第6回定期演奏会にて


060402_temri6th.jpg溌剌とした演奏会でした。

外は生憎の雨でしたけど、そんな湿っぽさなどどこ吹く風、そんな感じの生き生きとした演奏の数々を楽しみました。

前回はドイツ音楽、運命交響曲とブルックナーのロマンティックの2本立てという重いプログラムでしたが、今回はフランス音楽プログラム。 副題に「フランス音楽の情熱と愛」と書かれているとおり、冷静ながらもとても熱い演奏会でした。

冒頭の「バッカナール」からエキゾティックな響きが全開、といっても落ち着いた音色で統一されたオケの響きが見事でした。 最後はぐいぐいと盛り上げ、スパっと止めて残響がホールに残った見事な演奏でした。

続くビゼー交響曲も軽やかさと明るさを前面に出しながらも、決して勢い込まず、丁寧な曲の運びが印象的でした。 第1楽章のホルンのソロも見事でした(某オケでは派手にコケて、しかも2回、ハラハラしてましたけど難なくクリア)。 低弦の響きが常に心地よく響いてきたのが何よりよかったですね。

休憩を挟み、お馴染みの「カルメン」より4曲がかかりましたが、威勢良く機動力のある締まったオケの響きに、太くて肌触りの良いファゴット、美しい音色のフルート、情熱的なオーボエなど、各ソロの妙技もあって、いずれも耳に馴染みのある音楽なんですが、わくわくさせられました。 軽く考えがちな曲ですけど、しっかりとした演奏は聴き応え充分でした。

ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲、一転して漂うような表現による演奏。 クールな響きから始まりました。 集中力の高い演奏でしたけど、フルートのソロが凛としていて素敵でしたし栄嶋さんのソロもしっとりとしていました。 急激な盛り上がり、タイトな響きを交錯させてのクライマックスは迫力ありました。 巧いオケですね。

巧さが光ったのは最後のボレロも同じ。 しかも各ソロ奏者の方の思いが伝わってきた演奏でした。 微妙な感じで、おやっと思う場面も確かにありましたけど、奏者の思いが勝っているのでしょうね、曲がまったく動じません。 とても良く纏まったアンサンブルが徐々に熱くなりました。 でもきちっとした演奏は不変。 決して勢いに任せたりせず、堂々とフィナーレを迎えました。 素晴らしい演奏に大きな拍手を贈りました。

とにかく巧いオケですね。 堪能しました。

ちなみに我が奥さんのお気に入りは「バッカナール」。 
これで惹き付けられたようです。 皆さん巧い、と感心してました。

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2006年04月01日

梅田の中古レコード店を巡回

今度中3になる長女が春休みになったら中古CD屋に連れて行って欲しい。。。と言ってましたんで、本日約2時間半に渡り、梅田の8軒の中古屋を巡回してきました。

中古ばかりではナニなんで、ついでにタワーレコードも連れて行きましたよ。
ここって2年位足を踏み入れたのかな、最近CD買わないので疎遠になってしまってます。

ちなみに彼女は、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT のファンなんですが、タワーには生産中止品が沢山置いてあると、吃驚してましたけど、買うのはまた今度、として引き上げました。 キリがないんでね。

すでに駅前第3ビルの店で、生産中止品の中古CDアルバムを1,400円で捕獲してたんで、一つの目的は達成できてましたものね。 大人買いはまだ10年早いわ

しっかし疲れました。

16:00に帰宅、早々にウィスキーの水割りなんぞ飲んで栄養補給しつつ、買ってきたレコードを聴いてました。

なおLDも探してみたのですけど、数は少ないし、東京に比してまだ値崩れしてないみたいですね。 僕がいつも買う倍くらいの価格が最低ラインですから、まったく魅力ありませんな。

とにかく8軒も廻ったけど、いつものお店で、いつもの店頭のエサ箱からの捕獲。 これまでの襲撃スポットには間違いないことが分かったようです。

まずはサウナ大東洋前のお店で日本コンサートホール盤を多数発見しましたけど、持っているものばかり、ようやく2枚のみ未捕獲品を発見して購入。

■日コンサートホール: 魅惑の序曲集 ベルリオーズ/ローマの謝肉祭、オッフェンバック/ 天国と地獄、ケルビーニ/アナクレオン、ロルツィング/ロシア皇帝と大工、ウェーバー/プレチオーザブルックナー ハンス・スワロフスキー指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団(SMS-2441:100円)
綺麗なジャケットですけど、裏面に少しだけボールペンによる書き込みがあるせいか 100円。 でもこれでも上等です。 何より演奏もしっかりしてますものね。 ちょいと杓子定規的なのがスワロフスキーっぽいところかもしれませんけれど。 解説:上野一郎

■日コンサートホール: ドリーブ/バレエ組曲「コッペリア」「シルヴィア」「泉」 ワルター・ゲール指揮コンセール・ド・パリ管弦楽団(M-2151:300円)
こちらも綺麗なジャケット。 底抜けもありませんけど、経年変化によって裏面はワラ半紙のような色になっているんですが、これがかえって歴史を感じさせるような色合いです。 モノラル盤です。 優雅で上品でかつ節度のある演奏はゲールらしい感じですねぇ。 これはいいアルバムです。 解説:小倉重夫

最後に訪問した駅前第4ビルのお店のワゴンより以下の2枚を捕獲。 コンサートホール盤も少しありましたけど、持っているものばかりでした。 映画音楽のはよっぽど買おうと思いましたけど、ふんばって正解。 持ってました。

日コロムビア: ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ティボール・ヴァルガ(vn)、ミラン・ホールヴァット指揮ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団(M-1015:100円)
指揮者の表記はジャケットのままです。 しかしどこのレーベルでしょう、崩した字体のロゴから推測すると「mufira nfitera」なんですが、自信ありません。 なお演奏終了後に盛大な拍手が入ってます。 演奏会のライヴ・レコーディングでした。 なおカデンツァは知らないものを使っているようです(ちゃんと聴けてませんけど)。 解説:岩井宏之

■東芝音楽工業: ブラームス/ヴァウオリン協奏曲 ユーディ・メニューイン(vn)、ルドルフ・ケンペ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(AA-5019:100円)
こんなところにケンペがいましたね。 100円ですから救出しなくては、と思って持ち帰りましたけど、少々スクラッチノイズがあって、ちょっと集中力を欠いていたんで聞き流してしまいました。 盤質の見た目は綺麗なんでこれからゆっくり味わいましょう。 何度もトレースするとゴミも取れると思うし。 解説:高田博史

posted by fronte360 at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜11-LP/LD/CD/DVD音源捕獲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする