
個人的には一番最初に演ったドビュッシーが新鮮でよかったですね。 日頃フランス音楽を聴かないこともあるのですけど、人数を絞り込んだオケで明るく軽やかに漂うような演奏に魅了されました。
続く三角帽子、一転して弦楽器が 14-16-11-14-8 となった大編成オケでの演奏でしたけど、派手さを抑えた好演でしたね。 大河内さんの指揮によく付いていったなぁという感想もあります。 真摯なオケに拍手。
そしてメインのドヴォルザークのチェロ協奏曲、こちらも大編成のオケを従えての河野文昭さんの真摯なチェロの演奏。 オケはここでも誠実なバックを勤めていました。
ただ、2,000名も入る大ホールでの演奏ですから、音量はありましたけどちょっと平板な感じに聴こえたようにも感じましたけど。 1階席の前の席だと印象はもっと変ったでしょうねぇ。
いずれにしても、今回は大河内雅彦さんの指揮のもと、どの曲もとてもよく纏まった演奏でした。 義理と人情のオーケストラ、KCOらしい誠実な演奏に会場も終始暖かい雰囲気に包まれてたいい演奏会でした。